これらの不慮の事故に備えるため、運送保険を掛けておくのが良いだろう。ケースごと紛失すると運送業者が運送業務を真っ当しなかったということで紛失した分の金額を弁償してくれるが、中身が抜き取られるとその対象にはならない。 貨物を受け取った時、既に…
国は国内産業を守るため、海外からの輸入製品に関税を掛ける。関税を掛けると輸入原価が上がり、国内商品との価格差が無くなったり、少なくなったりするからである。しかし近年日本は工業立国として工業製品の品質も良くなり、関税は下がる傾向にあると言え…
アメリカに行って仕事の話しをする時に驚かされることがある。それは個人をとても重視するという考え方だ。ある時聞かれた。
どこの国の取引相手とも大体英語でコミュニケーションを交わすのだが、英語は上手い必要はない。買い手の会社で使われている言語、すなわち日本語でコミュニケーションをしたいのだが、相手は日本語を知らない。だからこちらの意識としては英語を使う便宜を…
輸入をするには第二点目の問題点が存在する。それは商品の出荷と支払いに対する輸入側、輸出側双方のリスク回避に関することだ。初めて取引をする場合はお互いに信用が未確認である。輸出側は注文を受けても後でキャンセルされたり、無視されたりすると、商…
仕入は国内だけではなく、海外からもすることがある。最近はグローバリズムや国際化の名の元にその傾向が強くなった。海外から仕入れることを輸入と言う。
仕入で最も注意すべき点は数量であろう。これは一仕入の問題だけではなく、営業、経理(資金繰り)が絡んでくる。在庫を絶えず切らすと顧客が取引を中止するかも知れないし、多すぎると不良在庫発生の原因にもなる。資金も余計に調達しなければならない。
会社の営業マンだけで全ての営業活動をするのが困難であることも多い。こんな場合は卸売り先を通じて再販する制度を設けるのが良い。
日本でも海外でも接待という制度がある。日本では接待に要する費用の全額が損金として扱うことができないケースがあるが、海外ではこんな制度はない。
貴方の取引先の仕入担当が退職することがある。もしその人が有能な人なら関係を絶たないよう努力すべきだ、もちろん仕事を通じての直接の関係はなくなるのだが、連絡程度は付けておくことをお勧めする。
商品の売り込みに来る会社から仕入れるのはよくよく考えてからにした方が良い。そんな会社は営業を強化していて、情報を多くて提供して、どこにでも売込みに行くから同種類の商品を扱っている会社が多いだろう。
売込み、すなわち営業をするには売る商品が必要だ。それは他社からの仕入もあるだろうが、自社で製造することもある。自社で製造する場合は製造部門から営業部門が仕入れるという考え方を取ることが必要だと思える。
全ての顧客は特別な客として扱うことをお勧めする。もちろんそんなことをできないが、少なくても相手にそのように感じさせると良いだろう。
人は使う言葉で人生の幸不幸、仕事の成果など全てのことが大体決まる。もちろんこれは営業の現場でも適用される。顧客に対してどんな言葉でどんな内容のことを話すかは営業成績を大きく左右するだろう。
人が物やサービスを買う動機は何だろうか。それを考察すると営業は如何にあるべきか反対から理解できる。大きい会社ではこのようなことを絶えず考察するスタッフがいると思うが、的に当たっている時とそうでない場合がある。
店舗設計、設営は営業マンの仕事であるかどうか、意見の分かれるところだが、ここにも営業をする感性を生かさなくてはならない要素がある。
一社にあまり偏重して販売することはできれば避けたい。一社に全売上の20%も販売しているとトラブルが起こった時に、対応できないし、無理難題を押し付けられた時、断れなくて、大きな損害を被る時がある。
さて消耗品の販売数量をある程度確保できれば、今度は単独の機械または器具の販売も考えなければならない。
会社が扱っている商品はたった1種類ではないはずだ。扱い商品の構成を考えて営業を掛けるのは営業マンの仕事の一つだ。一般の人に売るには何千万人の人が顧客の対象になるが(これを民生と言う)、業務用だと売れる数が限られる。
知人の父親は素晴らしい事業を起こし、成功したが、突然なくなった。しかし会社の運営に忙しくて、自身の資産を持つことには熱心でなかった。それほど会社は繁栄していたし、留保もあった。
最近孫にせがまれて初心者用の管楽器を買うことになった。初心者だから高価なものはいらない。しかしプラスティック製ではいかに何でも音が悪いだろう。そうすると結構お金が掛かる。最低限3万円から高いものでは70、80万円のものまで色々ある。そこで…
情報はとても価値のあるものだ。業界の新しい動向も分かるし、大きく世界の動きも把握できる場合もある。新しい商品の発掘も情報が頼りである。しかし日本人はそんな貴重な情報に対して物と同等の価値を認めない。
会社の仕事で何が難しいと言って、この昇給とボーナスの査定ほど難しいものはない。考えなければならないことはいくつもあって、それぞれに決定の根拠の比重が違うからだ。
商品を売るには相手が必要である。当たり前のことだが、この事実をしっかりと把握しなければ売込みに成功しないで、無駄な時間を浪費してしまう。
先日の日曜日、一念発起して妻を横浜まで遊びに連れていった。面倒がるかと思ったが案外嬉しそうに支度を始めた。11時に出発して第三京浜で約30分。
顧客を新規に獲得するとき貴方は相手に対して何で印象付け、結局成功するか。前述のように自分自身を売り込むか、会社か、商品の品質かあるいは価格か。
人は第一印象で会った人の能力や人柄を判断する傾向にある。確かに第一印象はその人のことの多くを語っていることが多いが、その印象の影に隠れたこともある。
昔は時間の単位が1刻、半時、小半時と数えた。1刻は2時間、半時は1時間、小半時は30分である。今は全て何時間という単位で時間を表現する。
学校での試験は質問に答えることである。逆に質問をするという試験はない。そうして誰もが学校を終え、社会に出て来る。だから営業の場において顧客の質問に答えることはできても、会話の中で質問をするのは得意という人は余りいない。
営業をする、即ち商品の売込みをするには対象となる相手が必要だ。これは当たり前だが、そう簡単ではない。たまたま知っていたり、誰かの紹介があってもそれは偶然のことだ。